メタボリックシンドロームって何?

日本では、健康保険法の改正により、2008年から40歳以上の男女にメタボリックシンドローム健診が義務付けられ、「メタボ」ということばもすっかり定着したようです。ところがこのことば、肥満大国であるアメリカにはほとんど普及していません。体重と身長の関係から肥満度を示すBMI(ボディマス指数=体重/身長の2乗)が30以上で肥満、標準体重は18.5~25ですから、25~30の間はいわゆる「太り気味」のカテゴリーです。何と成人のアメリカ人の平均BMIが28.8というのですから、日本と同じようにどこもかしこも「メタボ、メタボ」と騒いでいても不思議はないのですが、言葉自体を聞いたことがないという人がほとんどです。メタボリックシンドロームとは、単なる肥満だけでなく、高血糖、高血圧、高脂血症などが重なった状態のことだそうですが、アメリカではあまりに肥満の問題が蔓延していて、まだまだメタボまで手が回らないといったところなのでしょうか。

メタボ通の日本人に+1 !

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メタボ検診とメタボ検査キット
さて、厚生労働省の規定する特定健康診査・特定保健指導、いわゆるメタボ健診ですが、一部の自治体で無料としている以外は自己負担があり、しかも、受診率や保健指導実施率の目標達成度に応じて保険組合や自治体にペナルティーが課されることもあるというのですから驚きでした。アメリカでは到底考えられないことですが、決められたことは律儀に従う日本人のことですから、あっという間にメタボ情報が溢れかえり、日本中がちょっと
検査キットは日本人向き
オバマケアによって健康保険制度も改変の第1歩を踏み出したとはいえ、残念ながらアメリカの健康保険制度はかなりひどいものです。健康保険制度に関しては、日本は本当に恵まれています。しっかり整った保険制度をバックグラウンドに、国を挙げてメタボリックシンドロームと取り組もうとしているのです。生真面目で、責任感が強く、協調性を重んじる日本国民ですから、他から突出してしまわないよう、1人1人がメタボ対策に励み、