検査キットは日本人向き

オバマケアによって健康保険制度も改変の第1歩を踏み出したとはいえ、残念ながらアメリカの健康保険制度はかなりひどいものです。健康保険制度に関しては、日本は本当に恵まれています。しっかり整った保険制度をバックグラウンドに、国を挙げてメタボリックシンドロームと取り組もうとしているのです。生真面目で、責任感が強く、協調性を重んじる日本国民ですから、他から突出してしまわないよう、1人1人がメタボ対策に励み、健康管理に取り組めば、徐々に状況が改善されていくのは必至でしょう。日本の平均寿命が世界一なのもこうした国民性によるところかもしれません。アメリカ人のように、周りが何を言おうとどう思おうと気にしなければ、多少肥満気味でもどうってことはない、検査キットを買ってまで調べてみようなどという気が起こりようもありません。喫煙率の高さなど健康問題でアメリカに引き離されているところもありますが、メタボリックシンドロームに対する取り組みは日本が大きくリードしているように見えます。生活習慣病の増加を防ぐことで、ガン、脳卒中、心臓疾患などの予防にもつながり、益々日本の平均寿命を延ばすことにつながるかも知れません。日本人って、ほんとに真面目ですよね。

真面目で長生き日本人に+1 !


関連キーワード

関連ページ

メタボリックシンドロームって何?
日本では、健康保険法の改正により、2008年から40歳以上の男女にメタボリックシンドローム健診が義務付けられ、「メタボ」ということばもすっかり定着したようです。ところがこのことば、肥満大国であるアメリカにはほとんど普及していません。体重と身長の関係から肥満度を示すBMI(ボディマス指数=体重/身長の2乗)が30以上で肥満、標準体重は18.5~25ですから、25~30の間はいわゆる「太り気味」のカテ
メタボ検診とメタボ検査キット
さて、厚生労働省の規定する特定健康診査・特定保健指導、いわゆるメタボ健診ですが、一部の自治体で無料としている以外は自己負担があり、しかも、受診率や保健指導実施率の目標達成度に応じて保険組合や自治体にペナルティーが課されることもあるというのですから驚きでした。アメリカでは到底考えられないことですが、決められたことは律儀に従う日本人のことですから、あっという間にメタボ情報が溢れかえり、日本中がちょっと
検査キットは日本人向き
オバマケアによって健康保険制度も改変の第1歩を踏み出したとはいえ、残念ながらアメリカの健康保険制度はかなりひどいものです。健康保険制度に関しては、日本は本当に恵まれています。しっかり整った保険制度をバックグラウンドに、国を挙げてメタボリックシンドロームと取り組もうとしているのです。生真面目で、責任感が強く、協調性を重んじる日本国民ですから、他から突出してしまわないよう、1人1人がメタボ対策に励み、